住宅ニーズが多様化する今、住まいの根源的ニーズである『持続する強さ』に着目し、本計画は、「災害」や「防犯」に強いこと、その強さを維持するため「ランニングコストの抑制」と「バリアフリー化」の達成を目標にしました。 具体的には、①耐震等級3、②堅牢な外壁、③太陽光発電とオール電化、④エレベーターの設置というシンプルな要素で実現し、こうして生まれた住まいを『ストロングハウス』と名付けました。 この家の特徴である、空に向かって段状に広がる「中庭」とそれを囲む円環状の構成は、採用した4つの要素から導き出し、設備だけに頼りがちな現代の住宅とはちがった、身体的な豊かさを享受できる住まいを目指しました。